医学生アウトプットブログ

にがてな疾患アウトプット 医師国家試験対策

網膜色素変性症

網膜色素変性症

遺伝子変異により、杆体細胞、錐体細胞がゆっくり数十年単位で変性していく病気*1

 

  • 杆体細胞からやられるため、幼児~青年期に夜盲*2で発症する
  • 進行すると視野狭窄をきたす:輪状暗点→求心性視野狭窄*3
  • さらに錐体細胞もやられると視力低下、失明をきたす→網膜電図が平坦化する
  • 眼底検査では、色素上皮が変性して茶色っぽくなり、骨小体様色素沈着(黒いてんてん)や網膜血管の狭小化、視神経乳頭の萎縮がみられる
  • 治療法はなく、紫外線を防ぐため短波長カットのグラサンをつけたりする

 

名前から病気がイメージしにくくて苦手。いつも忘れちゃう。

 

 

*1:個人差大きく失明する人も生涯視力が保たれる人もいるが、視野狭窄あるため日常生活に支障はでる

*2:先天性夜盲:小口病 後天性夜盲:vitA欠乏

*3:杆体細胞は外側にあるため、外から内に向かって視野が狭くなる